留学先の特徴

 英会話学習の古典的、かつ効果的な方法の一つが留学です。しかし英語圏のどの国を選ぶべきか、その国のどの都市に滞在するべきか、寮・ホテル・アパート・ホームステイのどれを選べばよいのか等々、選択肢はたくさんあり、留学初心者が自分の英会話学習に適している国を選ぶのも大変です。それぞれの国の細部を知ることも大切ですが、先ずは大まかな特徴をおさえることにしましょう。

 最初に思い浮かべるのはアメリカでしょう。日本からの直行便も多く、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、サンフランシスコ等へのアクセスに問題はありません。ロサンゼルスをはじめとする西海岸と、ニューヨークやボストンに代表される東海岸とで雰囲気もかなり異なるため、事前に調べておくことが肝要です。

次に思い浮かべるのはイギリスのはずです。やはりクイーンズイングリッシュを学ぶことのできる点は最大の魅力ですし、ロンドン、オクスフォード、ケンブリッジといった学術都市は世界中の留学生が集まる大学を有し、知の宝庫と言えます。街の雰囲気から歴史と伝統を感得できますし、大都市ロンドンは今でもビジネスと芸術で世界をリードしています。

カナダは地味だと考える人もいますが、留学生に寛容な国なので、初めての留学先としてはお薦めします。トロントやバンクーバーに向かう直行便もあります。欲張りな人はモントリオールに滞在し、フランス語も学ぶとよいでしょう。

オーストラリアも人気の高い留学先です。広大な自然と温暖な気候が最大の魅力ですが、アジア系の留学生が多いので、ホームシックに罹りにくいのもポイントです。日本人のイメージを混同させる国としてニュージーランドがありますが、こちらはオーストラリアに比べて物価が安く、雰囲気はさらにのんびりしています。